最新の記事
カテゴリー
仕事であれ何であれ、努力を継続して成功するためにはモチベーションを維持する必要があります。しかし特にフリーランスで仕事をしていると、仕事をしなければ生活ができないという非常事態をよく認識しているとはいえ、わざわざ叱ってくれる人もいなければ、慰めてくれる人もいないため、やる気を起こすのに苦労することも少なくありません。
漠然とした目標を立てても達成は覚束ないものです。なぜならばそれを達成することが出来た自分というものを明確にイメージできず、またそこへたどり着く具体的な道筋が自分でも見えないため、最初の第一歩をどうやって踏み出したものか思案に暮れるだけで、実際のところ一歩も踏み出すことができないからです。その一方で、数十年前に単身渡米して、アイスクリームの販売で一日必ず一ドル貯金し続けることから始めた実業家もいます。彼はこうして積み立てたある程度の資本を元手に自分で商売を始めましたが、融資を受ける際には、その一日一ドルの積立という毎日の確実な積み重ねによって融資元の信頼を勝ち取ったのでした。このように計画的で、その計画が達成可能な身の丈に合ったものである場合、モチベーションを維持しやすいと言えます。
起業すれば様々な支援を求めるためにも、多くの人と会うことが必要になりますが、そのような人と会うための準備を怠らず、会う機会を逃さないためには、自分が起業して何を実現したいのかというビジョンを明確にして、それを他人に伝え、具体的に形にして行くことが出来なければなりません。そのためには自らの中で自らの思いをよく咀嚼して、客観的に眺めて点検してみることも必要です。何度も自らの中でビジョンを練り上げては壊しながら、徐々に独り善がりな夢想から他人の批判にも耐えうるような確固たるビジョンを構築することが出来るのです。自分の思いを紙に書き出して、何度も何度も校正しながら鏡の中の自分を説得してみるのも良いでしょう。
あるいはカレンダーや手帳を眺めながら、3か月、半年、あるいは一年以内にどんな人にどれだけ出会い、どう将来を形作って行くのかという見通しを立てておくのも一つの手です。時間を区切ることで「世間をあっと言わせたい」「何かとてつもなくデカイことがやりたい」という熱に浮かされた状態は早めに切り上げて、よりリアルでより実現可能な形に落とし込んで行くことが、具体的に動くためのモチベーションを獲得する上で必要なのです。もちろんこのような予定は未定であるため、適宜見直さなければなりませんが、カレンダーや手帳に書き込んだ「予定」を何度も見返すことで、その実現に向けて無意識のうちにも頭が働き始めるでしょう。
売上げは上がっているのに、現金がない!という資金繰りに関する悩みは個人事業主であるフリーランスにはつきものかもしれません。特に、仕入が発生する商売をしている場合によくある現象です。売掛金が入金しないと次の仕入れができず、そうすると次の回転にもまた影響が出るという悪循環です。キャッシュフローがまわっていない状態ですが、なぜフリーランスはこの状態に陥りやすいのか、その原因を紹介します。
仕事を獲得できなければ、フリーランスライフは成り立ちません。多くのフリーランスはまず自身の持つ人脈をたどって仕事を獲得し、そこからさらに広げていくというパターンが殆どでしょう。しかし、それほど広い人脈があるわけではない人も多いでしょうし、ある程度たどったらすぐに行き詰ってしまいます。1社だけを頼りに仕事をしていても、もしその1社から仕事をもらえなくなったら、即終わりです。そうならないためにも、複数の顧客を確保することが得策です。
フリーランスとして一人で頑張って働いてきて、顧客も増え、順調に仕事が回るようになってくると、次の悩みにつきあたります。それが、自分ひとりでこなせる仕事量の限界が見えるということです。仕事量の限界が見えるということは、稼ぎの限界も見えるということ。もっとやりたいことがあっても、それに手をつけることもできず、イライラしているようなら協業を視野に入れてみては?